注文住宅と建売一戸建てを比較するとさまざまな違いがあることがわかります。まず価格に関しては一般的に建売住宅の方がコストが安いケースがあります。物件を一度に建設することで設計費や工事費を浮かせてスケールメリットを活かすことでこうしたコストを下げていますが、一方で目に付かない場所で素材のランクを落とすなどの工夫も見られます。建売住宅はスピードとコスト重視で造られる物件と言えます。
一方注文して作るマイホームは高額になると思われがちですが、実はそうではありません。注文して作る住宅の価格を決めるのは建て主自身で、その予算に合った範囲内でできること、可能な仕様などを判別していきます。つまり上手に建てることで、予算内に収めることが出来るのがこうした注文して建設する物件の魅力です。また建築にかかる期間については注文住宅の場合は少なくとも10か月、1年近くかかるケースが多くあります。
土地探しから行う作業ですのでこれだけの期間がかかりますので、すぐに新居に入居したいという方は建売住宅を選ばれます。ただし注文して思い通りに作っていく住宅はその期間のさまざまな手間やプロセスを楽しめるというマイホーム購入の醍醐味を味わうことができます。土地探しから、さまざまな施工業者巡り、最適な依頼先との出会いから地縄祭、上棟式などの職人さんとのふれあい、また少しずつ出来上がっていく我が家を見守る過程など、注文住宅は家づくりの喜びの全てが詰まっています。