注文住宅を発注する場合、工事を何処に頼むかというのは頭を悩ます大きな問題です。近くの知り合いの大工さんなのか、地域の大手工務店なのか、大手メーカーなのか、中々決断が付かないものです。注文する家が、ごく普通の家で、自分が長期間にわたり住むのであれば、近くの知り合いの大工さんに頼むのが一番無難です。地域の中で信頼され、人気のある大工さんですと、一年以上待たないと工事が始まらないというケースもありますが、それだけ信頼されているという裏づけでもあるので、この大工さんに総てを任せるのがよいでしょう。
建築が終わった後、入居してからもこまめに家の様子を見に来てくれますし、不都合なところがあれば、その場で直してもくれます。注文住宅を作る場合、地元の大工さんに根強い人気があるのはこの点です。ついで、地域の中の大手工務店、大手メーカーという順になります。大手メーカーの有利な点は、家のデザインにさまざまな選択肢があることで、洋風のデザインを好む人には喜ばれます。
工事期間も早く済むのが特徴です。展示会などに展示された見本だと、ものすごく安い値段で入手することが出来ます。ただ、引き渡した後のメンテナンスは、大工さんほどこまめではありません。購入後1、2年で雨漏りが始まったなどという場合、修理は別料金となります。
どちらを選ぶかは、そのときの状況や周囲の環境によって変わってきますが、注文住宅をつくるということは一生の間に一度あるかないかの大事業ですので、何処に注文するかはさまざまな資料を調べて決めるようにしましょう。